言葉の力を磨くブログ

伝わる文章を書くための知識庫

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「漢字の漢字」はヤな感じ

文章は書いてある内容はもちろん、「読みやすそうに感じるのか」も重要です。 その文章をパッと見て、「漢字だらけで読むのが面倒くさそう」、「幼稚な表現が多くて、論理的な内容になっているのか不安」などマイナスの印象を覚えてしまえば、読者は読もうと…

「因果関係」を正しく伝えて、スラスラ読める文章に仕上げよう

「伝わる文章」の条件とはなんでしょうか。易しい言葉を用いることでしょうか。記号や箇条書きなど、伝わりやすい表現を用いることでしょうか。 どちらも正解です。しかし表現方法にこだわるだけでは不十分でもあります。文構造がわかりやすくなっているのか…

3つの「キーワード選定」で伝わる文章を書こう

「せっかく集めたのだから、すべての情報を余すことなく伝えたい!」。そう思うのはとても自然なことです。むしろサービス精神旺盛で素晴らしい考えだと思います。 しかし文章においては、せっかく付け足した情報が蛇足となることもままあります。文字数は少…

「こそあど」面倒くさすぎる問題を解決するために、使用基準を6つ設けました

便利でつい多用しがちなのですが、「こそあど」には明確な使用基準がなく、どれを用いればよいのか混乱することもままあります。それでいて文意を左右することがあるのですから、なんとも罪深い言葉です。 というわけで今回は「こそあど(指示語)」について…

和語・漢語・外来語を正しく理解して、伝わる文章を書こう

和語・漢語・外来語。日本語では主にこれら3つの語種を組み合わせて文章を書いていきます。どの語種を用いるのかは重要です。たとえば語種ごとにニュアンスが微妙に異なってくるので、文脈に応じて適切な語種を当てなければなりません。 めし(粗雑)⇔ご飯(…

「ですます調」にはじまる文体と敬語の使い分け

文体とは 「ですます調」、「だである調」など、書き言葉における文の形式を指します。日本語では複数の文体を組み合わせて文章を書くことも珍しくありません。ただし文体を使い分ける基準が明確でないと、読者に違和感を与えてしまいます。客観的に説明する…

「品詞」とはなにか。国語教育に基づく分類法・用法まとめ

品詞は分類法のひとつで、語の意味・性質に基づいて、類似する語を各項目にまとめたものを指します(名詞・動詞・形容詞など)。 品詞を理解すると文構造が把握しやすくなり、読解力や執筆効率を高めやすくなります。また品詞それぞれの用法を意識しておけば…

日本語における語彙体系 ~概要編~

前記事では日本語において、文構造を掴むために必要となる知識をまとめました。今回はその続きとして、「日本語は語彙をどのように分類しているのか」を追っていきます。 なお要点を押さえやすくするために、箇条書き形式で綴ってあります。ご了承ください。…

読むにも書くにも文法を学ぼう。

最近、「日本語」を学び直しています。白土です。 今まではなあなあな態度で済ませてきたのですが、やはり体系的な文法を学ぶことにしました。正しい文章構造で書かれた文章は読みやすく、読者の理解を大いに助けてくれます。あるいは意図を正しく伝えやすく…

たとえ言葉1つしかなくとも、それは私にとって文章である

私は文章を書くことが好きなので、それに通ずる知識(ライティングや語彙)に関する教本やweb記事を学ぶことにも関心があります。実際、大まかな文章作成の手順や、細かいテクニックはそれなりに知っていると自負しています。 たとえば、文章にはいくつか雛…

「オノマトペ」とはなにか。特徴・用法まとめ

オノマトペとは 一般的な国語辞典でも2500語以上、オノマトペ辞典では4500語を超える語が収録されています。また歴史も古く、古事記にもオノマトペが登場します。国生みの際に海神が矛をかき混ぜる様子を、「こをろこをろ」と表現したのです。 日本語がオノ…